身旺・身弱

四柱推命の身旺・身弱を判断、通変星の吉凶の変化をご紹介

今回は四柱推命の命式の身旺(みおう)・身弱(みじゃく)についてご説明したいと思います。

この記事はこんな方にオススメ

・身旺について学びたい人
・身弱について知りたい人
・通変星の吉凶の変化を知りたい人

四柱推命の身旺・身弱とは?

四柱推命において、日干に根があるかどうかによって、干支や干支による通変星の吉凶が変わることもあり、学習していく上で、身旺(身強)・身弱は的中率を上げるためにも大切になります。

例えば、筋力や体力がある人は、概ね身旺・身強であることが多く、財星や官星の時期では活躍期になることが比較的多い傾向です。

一方、体力がなく踏ん張りが思ったほどに効かない人は身弱ですが、精神面やクオリティー、才能で勝負する人など人それぞれです。

上記のように身旺(身強)・身弱かによって四柱推命の日干の状態は大きく異なるだけでなく、日干通変星の吉凶までもが変化するため、推命では理解する必要が出てきます。

そこで、四柱推命の身旺・身弱の重要ポイントをまとめましたので、一つずつ解説します。

☑四柱推命の身旺とは
☑四柱推命の身旺の判断方法
☑四柱推命の身弱とは
☑四柱推命の身弱の判断方法
☑身旺・身弱の判断が難しい例
☑身旺・身弱の女性の生き方
☑通変星の吉凶の変化
☑通変星の吉凶の変化の具体例

一つずつ見ていきます。

四柱推命の身旺とは

命式中の日干が強いことを四柱推命では、身旺・身強(みおう、みきょう)と言います。

身旺は身弱と比べて比較的体力が多い傾向があり、強くなればなるほど、自信に満ち溢れるようになります。

また、比較的長生きする傾向があると言われており、例えば、日干支から割り当てられる十二運が帝王の方は長寿の傾向があると言われています。

身旺の命式は大概ね、干支によりますが、食神傷官、財星や官星の時期になると発展することが比較的多くなります

お金の星と例えられる財星は、適度な身旺であれば活躍期と言われることが多いことも注目したいところです。

四柱推命の身旺の判断方法

ここでは、実際に四柱推命の身旺の命式をご紹介したいと思います。

時日月年
甲丁
子辰

上記の命式は、月支巳に丁が通根し、丁傷官が強いものの、他の干支が日干甲を強めているため、身旺と判断できます。

丁と壬が干合し、乙と甲に比較的変化しやすいことにも注目したいところです。

そして、月支は重視すべき十二支なので、この命式の持ち主は、丁傷官により直感が鋭く運動神経がよく、会話力がある人です。

四柱推命の身弱とは

命式中の日干が弱いことを四柱推命では、身弱(みじゃく)と言います。

身弱は身旺と比べて比較的体力が少ない傾向があり、精神性を重視し、才能や我慢強さ、計画性、規律正しさなどを駆使します。

極めて身弱の人は社会的圧力や課題量に比較的疲弊してしまいやすく、自らの才能を駆使し人からの援助を期待することが望ましいです。

身弱であるからと言って悪いというわけではなく、身旺と身弱それぞれの生き方や生活スタイルや質は大きく異なるのです。

四柱推命の身弱の判断方法

ここでは、実際に四柱推命の身弱の命式をご紹介したいと思います。

日月年
戊庚
申辰辰

上記の命式は自分自身に課せられる課題が多い、社会的圧力が強いことが特徴的な身弱な命式です。

月支、年支に支えられている戊および庚が日干甲を衰弱させてしまいます。

運命により子がめぐる場合は子辰申の三合水局により身中〜身旺に転じるため、比較的良好です。

しかし、運命により酉がめぐる場合は辰酉の合により庚が強まり、社会的な圧力が強い状況となり、凶になり得ます。

身旺・身弱の判断が難しい例

ここでは、実際に身旺・身弱の判断が難しい命式をご紹介したいと思います。

日月年

子寅子

上記の命式は水木の干支が多く、一見身旺に見えますが、水木火というように、最終的には丁傷官に集中しています。

十二支から季節を読み取ると、寅月は3月、子月は12月のため、寒さや冷たさを醸し出す雰囲気の方です。

身旺か身弱の判定が難しく、実際に合わないと判断が難しいのです。

身旺・身弱の女性の生き方

身旺の女性としては、周囲とのコミュニケーションをしっかり取り、周囲をリードする存在です。

存在感があり、しっかりと就業することもでき、頼りになる女性です。

男性に代わって役割を担うことができることもあリます。

一方、身弱の女性は、女性としての役割をもちろんしっかりとこなすほか、男性との縁が多い人も中にはいます。

精神世界を大切にする女性も多く、女性らしさが漂う作品を製作するなどもいいでしょう。

女性は財星を持つことが比較的好ましいと言われています。男性に歯向かうような強い身旺は好ましくなく、身中〜身強であれば問題はありません。

通変星の吉凶の変化

四柱推命の通変星は、日干の強さによって吉凶が異なります。

例えば、財星を例にします。

財星とは、勤労の財、信頼、役割、現実的、優しさ、男性にとっての女性などの意味がありますが、

上記の吉凶は日干の強さによって変わります。

日干が身旺であるときは、役割の量も適度になり、活躍期となりますが、財星が強すぎる場合や総合的にみて日干が身弱になる時は、現実的な役割が手に負えない量となり、比較的凶に近くなります。

そして、身旺で強い財星を持つ男性は、人を扱うことに長け、女性縁がありますが、身弱になると、女性に振り回されるなどの現象が起きることもしばしばです。

つまり、四柱推命の通変星を推命していく中で、日干の強弱を判断することが重要であると言えます。

通変星の吉凶の変化の具体例

日干が身旺である時の通変星の意味を以下にまとめます。

比劫星 新規開拓に励む
食傷星 恋愛したい気持ちが高まる
財星 活躍期となる
官星 仕事運が上がる
印星 親との縁や節目になる

日干が身弱である時の通変星の意味を以下にまとめます。

比劫星 比較的思い通りになる
食傷星 言葉で失敗する
財星 多忙になる
官星 社会的圧力で衰弱する
印星 援助者を期待できる

上記のような特徴の違いなどが生じることが予測されますので、上手くいかないときにどのように切り抜けることができるのか改善してみましょう。

そして、推命する上でも日干の身旺・身弱を現実な事象から判断する場合は、上記の表を活用してみることをおすすめします。

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四柱推命を読み解くことが難しい人は、まずは、分かるところから読み進めましょう。そして、少しずつ知識の幅を広げてみてください。