四柱推命を学んでいて、比肩星について考えると、
比肩が3つあったらどうなの?比肩4つ…
比肩×偏印や比肩×偏官ってどうなの?
という方も実際に中にはいると思います。
そこで本記事では、四柱推命の比肩星と各通変星の相性や特徴について紹介します。
四柱推命は命式と大運や流年(年運)を考慮に入れ総合的に判断する必要があるので注意しましょう。
四柱推命の比肩とは?比肩星と通変星の相性、特徴を解説します。
その前に、比肩星の特徴的な性質を見てみると、
目標をもつ
リーダーになる
周囲と肩を比べる
独立する
新規開拓する
などが特徴として挙げられます。
次に、比肩星が運勢や複数見られる場合の意味を紹介します。
四柱推命の比肩の運勢とは?
比劫星が少ない身弱の人にとっては、比肩がめぐることは幸運期になり、比較的順調な生活を送ることができます。
比劫星が元々多い人にとっては、無理に今の環境を飛び出したいという気持ちが湧き起こり、実際にそうした運命に出会いやすいという特徴もあります。
運の流れとしまして、「比肩」は、11種類の通変星の中でも一番初めにめぐるため、物事を決心するきっかけ及び新しい環境に飛び込まなければならないようなステージに立つこともあります。
いずれにしても、物事の始まりであるため、将来に対する計画性や身を引き締める気持ちを持つことが多くは吉に結びつきます。
四柱推命の比肩が多い人の特徴
比肩星が多い人は目標志向が強く、物事を割り切ることができる性質をもち、思考を突き詰める傾向があると言われています。
比肩星が2つや3つある場合は独立心が強くなることが予想されますが、順調に進むのか、準備やその時々の運に左右されます。
比肩星が複数ある場合は、ライバルが多くなる環境に飛び込み、新しい一歩を踏み出す、新規開拓する、独立することが予想されます。
複数あるとその傾向がますます強くなり、運をつかみ取る心構えや準備が大切になります。
四柱推命の比肩の年とは?
四柱推命の年運および大運で比肩がめぐると、独立する可能性やさらなる一歩を歩み始める年になると言われています。
比肩とは十干の初めの干支であり、物事の始まりを意味します。9、10年後に印星の年になると、比肩から始まった物事が帰結します。
年運で比肩がめぐると、肌で感じるような現象や影響力があり、比較的多くは、何かを始める・進める年になります。
何を始めるかはその人次第であり、大運などの運命を総合的に判断することが望ましく、その時点でのスキルのレベルにもよります。
続いて、四柱推命の比肩星と各通変星の相性を見ます。
四柱推命の比肩×比肩
四柱推命で比肩×比肩では、納得できる意見以外は比較的あまり興味がない傾向です。
例えば、相手から優しくしてもらえると、その分は必ず返すタイプであり、食神や傷官をもつ話し上手な人と仲良くします。
そして、印綬や偏印をもつ方とは相性が良いです。
比較的自意識が強い場合は人の意見を聞き入れにくく、割り切る傾向があります。
考えを割り切れるタイプであり、良しと思ったことは受け入れることが得意です。
何かを成し遂げたいと思いますが、一人よがりに終わることもあります。正官や偏官が意味する自律心の強さ次第です。
目標を上手く達成する秘訣は、余裕をもち準備し、仕上げて行動に移すことです。
そして人生をより良くするために、計画、実践、反省及び行動することが大切になります。
四柱推命の比肩×敗財
四柱推命の比肩×敗財の組み合わせを持つ人は個性をもち自立しています。
比肩は一人で行動する傾向が比較的高いタイプですが、敗財は人情深さと不屈の闘争心を持ち合わせて人の和に入るタイプです。
見た目が独特なスタイルなのは、比肩×比肩のタイプと比較的似ています。
そして、比較的自我が強く、厳しくされることは嫌います。
真面目な方をあまり好まないためか、傾向的に特別な才能やかっこよさ、美しいものに対して惹かれやすいです。
一方、比肩×敗財の組み合わせでは比較的自意識が強く周りから浮きやすい人も中にはいます。
人と話す、歌を歌う、創作物を作る、おしゃれに飾る、つまり、エネルギーを外に出す、表現することで上手くいきます。
四柱推命の比肩×劫財
四柱推命で比肩と劫財では、和の中心人物となり会話が比較的多くなる傾向があります。
敗財は人に流されて失敗しやすく、劫財は強気に出すぎることで失敗しやすいです。
一方、比肩と劫財の組み合わせでは、和の中心人物としての対応を余儀なくされます。
中には好みの人にのみ、比較的よく話し掛けることが多く、周囲の空気が悪くなることも。
周囲の感覚を悟ることができるのかが腕の見せどころです。
比肩と劫財の場合は派手な物が好きで恋愛が生活に欠かせなく、良い結果を導く秘訣は計画性と準備です。
そして、会話、仕事、恋愛、人間関係が器用で問題なくできるのが劫財です。
一方で命式内、大運、流年(年運)に、食神・傷官➜正財・偏財に気が流れるときには、思わぬ財が転がりくることもあります。
四柱推命の比肩×食神
四柱推命の比肩と食神では、比肩から食神に気が流れ、直接的に思惑が行動や発言として表現されます。
この配置をもつ人は、自分を表現することに長け、人前で話すことが得意な人が多いです。
考えて話すより鋭さをもつ直感よりで、早く話せる上に途切れない人など、様々です。
この並びをもつ人は正財や偏財が命式内に存在、時期的にめぐると人脈やお金に縁ありです。
そして、比肩と食神の並びを月柱に持つ方は、何かといいことが多くあります。
食神は我が身を攻撃する正官や偏官を弱めるため、食神をもつ人は自分の天敵に強いという特性があり、口喧嘩に強く、言葉が巧みです。
心配は、偏印・印綬がめぐる時期に、印星が強い方は病気を発症しやすいことがあります。
いわゆる「倒食」です。
回避するには、人と会う、話す、ご飯を十分に食べる、普段から笑うなどをします。
四柱推命の比肩×傷官
四柱推命の比肩と傷官では、天才肌の一面と自分らしい道を歩みます。
命式内あるいは大運で、強い印綬星が巡った人の中には、傷官を抑えることができる人もいます。
芸術などに対していい作用をがあり、比較的悪い部分としては、比肩の表現の仕方です。
比肩から傷官に気が流れ、傷官の人を傷つけやすいという特性が出てしまいます。
しかし、命式内に正財や偏財をもつ人や運命で財星が巡る人にとっては傷官を上手く制御できます。
具体的に、比肩➜傷官➜正財・偏財のように気が流れると、コミュニケーションが円滑になり才能が発揮されやすくなります。
行動の様子や創作品、身に着ける衣類含め、個性があり人に受け入れられやすいです。
注意は、正財や偏財の近くにあるが、傷官で気が止まり、流れが切れている場合です。
会話以外で言ってしまう独り言が、比較的周りには受け入れ難いものであるため注意です。
しかし、一度話し出すと良好です。コミュケーションの癖が一味違い、真似できない話上手な人です。その長所を磨くことです。
四柱推命の比肩×正財
四柱推命の比肩と正財では、目標を掲げて行動できる忍耐力があります。
一人で行動しやすい比肩は、正財の人当りの良さを比較的なくしやすくします。
中でも、比肩と正財のバランスが大切になります。
命式全体や運命を総合した上で、比肩と正財の強さを判断する必要があります。
比肩が強い場合は、比較的個性が強すぎる上に正財の要素を兼ね備えているので、
周囲に人が集まりますが、上手い具合に溶けあわず、ストレスを抱えやすくなります。
意識して人に話しかけるなどの行動をし、オシャレするとなお良いです。
正財と上手く溶けあえば人との縁が多く、男性は女性縁があり、女性は良い妻です。
陽干の正財が強すぎる場合、自分の日干が乙、丁、己、辛、癸などの陰干では、人との縁で疲れてしまうことも。
人助けをすると結果的に援助され、自分が助かることになります。
自分の日干が甲、丙、戊、庚、壬の場合は、陰干の正財には負けにくく、良好に身を保てます。
つまり、命式と運命の中での各星のバランスが重要になります。
正財が比較的強い時に、自分勝手な行動をすると、周りの人が途端に離れていくので注意しましょう。
そして、人に話しかけることがポイントです!
四柱推命の比肩×偏財
四柱推命の比肩と偏財の性格では、「比肩と正財」の性格と比較的近しい意味になります。
偏財は広く浅く、正財は狭く深いイメージです。
さらに、話上手で、周囲にたくさん人がいる、パーティー好きな一面があります。
注意として、比肩は一人で物事を判断し行動する一匹狼的な特質をもちますが、偏財の特徴である、幅広い交友関係を大事にする素質とは相いれません。
比肩が偏財よりも強い時に上記の現象に注意です。孤立することもあります。
人を感じながらも一人で行動するという心の豊さとはかけ離れた感覚にもなります。
対策としては、人に話しかける、自分をアピールすることがポイントです。
ストレスの発散も適度に行いましょう。
続いて、比肩が良い具合に傷官や食神などの漏星に気が流れている場合は、笑い声が絶えなくなることも。
クラブやバーそれから野外パーティやキャンプ等で大盛り上がりします。
偏財が弱く比肩が強い・比肩が比較的小さい・比肩が弱い人は、バランスを取るための行動を取り入れましょう。
四柱推命の比肩×正官
四柱推命の比肩×正官の性格は、目標に励み、行動的な人だと言えます。
比肩が強すぎると、理想で終わることが多いです。
計画性をもち、準備を十分した上で理想に踏み出すと、比較的上手く物事が進みます。
さらにユニークで常識的な人であり、天干に正官があると机はきれいなタイプです。
しかし、物の配置は自分好みです。天干と蔵干が逆だと、机の上は自己流で品よく配置され、物の状態も良いです。
比肩が強いと物事を支配したい傾向も強まり、自分が認めた人の意見以外は聞きずらいです。
受け身の正財や偏財の性質を取り入れると、比肩の強さが関係し、財を剋し流れます。
強い比肩により食神や傷官に気が流れる以外にも正官に影響を与えます。
印綬や偏印が比肩が強め、行動派というより強い印象を周囲に与えます。
結果、名誉が損なうこともあります。正財や偏財で正官に気を流し自分を抑えます。
サービス精神旺盛・尽くす行動を取り入れると、周囲から一目置かれる存在です。
四柱推命の比肩×偏官
この星の並びでは、四柱推命の比肩と正官の性格に類似している部分が多くなります。
四柱推命の比肩と偏官の性格は柔軟な考えや信頼のある印象を与えることができます。
比肩が強いとさらに強さがあります。
比肩の適度な抑えがある人は、人の意見に耳を傾ける柔軟な対応ができる人柄です。
バランスが良いと、組織で重要なポジションを与えられ、役職に就く可能性も。
例えば、通変星の傷官が巡ると、行動が直接的に自身の名誉を脅かすことにもなり、
身旺では、知的な印綬や偏印が役立ちませんが、傷官や食神の抑えにはなります。
援助や愛情が無くても生きていける強さをもつのであれば必要以上はいりません。
また、偏官が上手く働くと、規律をしっかり守る、自律できる、柔軟な思考をもつ、人間的に素晴らしい人物をもちます。
偏官が上手く作用していれば、多くは鋭さをもちオシャレな人という印象です。
時に手を差し伸べることに加え、比肩との組み合わせではライバルが出現するため、敵を作らず計画的にコツコツと励むことが良好です。
四柱推命の比肩×印綬
四柱推命の比肩と印綬では、目標をもち、常識的に振舞い周囲の協力を期待できます。
気の流れが印綬➜比肩という流れになりやすく、円滑に物事が運びやすくストレスも少なくなります。
近くに援助者がいることで常に安心するとともに、この並びをもつ時代には、周囲に安心感を与え、組織の中でリーダーになる可能性もあります。
リーダーとして周りを引っ張り、周囲の機敏をすぐに悟る頭の良さをもち、素晴らしい行動力から周りの大人からも一目置かれる存在です。
そして、この配置をもつ人が複数いると、主導権の争いが起こる可能性もあります。
ストレスを感じ、相手を認めることができず、闘争心を抱くことも。
対策としては、相手に譲る気持ちを忘れずに行動することや規律が必要です。
命式内や運命に比肩・劫財・敗財が大過するとライバルが多くなる傾向です。
そして、印綬が多くなると頭で考えがちになり、身動きが取れなくなることも。
対策としては、自我を抑えて早寝早起きし、生活リズムを整えて部屋を掃除することです。
真面目にコツコツと励むことで、持て余した時間を有効活用することが近道です。
考えではなく実践により解決や変化を起こすことで良好な精神状態を保てます。
四柱推命の比肩×偏印
四柱推命の比肩と偏印の性格では、比肩と印綬の性格と似ています。
偏印は趣味や特技などの才能をもち、スキルを磨き自信をもち、周囲からの援助があります。
趣味は多く、高い熟練度や芸術性があります。
個性的な好き嫌いがはっきりするものを作り、厚い支持が得られます。
中には、注目を得られないこともあります。
そして、命式や運命で傷官が巡る場合は、未知なる才能を発揮します。
内に秘めていた才能が表現されるようになり、周囲からの関心を集めて評価されることも。
また、周囲の協力とともに、リーダー格として活躍します。
命式内や運命で食神が巡れば、体質的に悩みがちで病気に縁があり注意です。
食神が偏印よりも強く、強い財星がある場合は気にしなくてもいいでしょう。
食神が弱く偏印が強い場合は、偏印が食神を攻撃する気の流れにより病気しやすくなります。
また、偏印➜比肩➜食神の気の流れがある人は、偏印➜食神の流れに注意です。
偏印をもつ人は頭が良い傾向ですが、上記で述べた倒食には気を付けましょう。
身動きが取れず、悩み苦しむ人も中にはいます。実践を通して心と体を整えましょう。