年運

四柱推命の年運の見方、大運と年運の判断方法、冲の年とは

今回は四柱推命の年運(ねんうん)の見方、大運と年運、冲の年についてご説明したいと思います。

この記事はこんな方にオススメ

・年運について学びたい人
・年運と大運の見方を知りたい人
・年運での冲について知りたい人

四柱推命の年運(ねんうん)とは?

四柱推命で年運(ねんうん)とは、1年毎の運勢を表す運勢であり、毎年変わる運命を指します。

命式と大運に加え、年運を判断に入れることができれば、四柱推命を読み解くことができます。

年運の干支では、干を見ることや十二支の季節を読み解くことにより、その一年の象徴的な出来事や事象を大まかに予測することができます

年運で押さるべきポイントを以下に示します。

☑年運干支の中では、干を見る
☑大運と年運を合わせて判断する
☑年運で冲や合がめぐる時
☑吉の年運が連続するのは幸運期
☑年運をさらに細かく分析する

一つずつ見ていきます。

年運干支の中では、干を見る

四柱推命を推命する上で年運を考慮にいれることでその1年の大体を理解することができます。

特にその年の象意を理解するためには年運干支の干の部分に注目することで読み解くことができます。

年運
辛壬癸甲乙
丑寅卯辰巳

2021年の干支は辛丑、来年は壬寅です。

干の部分に着目すると、辛丑は辛、壬寅は壬です。

例えば、日干が癸の人にとって今年の干は偏印となり、節目の時期や親に縁がある時期となります。

来年の干は壬のため、日干癸にとって劫財となり、人との縁が広がり、精力的に物事を広げていく時期となります。

上記のように、日干にとって年運の干がどのような意味をもつのか、理解しましょう

一方、十二支は大運や月支、日支との合や冲などの関わりを見る必要があり、とても重要な意味があります。

また、十二支の季節だけを見ると、その年のポテンシャルなどは予測できますが、表面的な事象は干を見ていくと多くは予測することができます。

大運と年運を合わせて判断する

大運と年運を合わせて判断するときに特に意識して見たい部分は以下になります。

三合、方合、支合、冲

上記の事象が大運、年運、月支、日支にかかるのか見ていくことでその一年起きるとされる事象を理解することができます。

三合する例を見てみます。

日月  大年
壬庚  辛甲 
申子  丑

大運は絡みませんが、月支、日支、年運で子辰申の三合水局が起こり、水の五行が大過する可能性が出ています。

大運が絡まなかったため、この甲辰年に顕著な現象であることがわかります

日干にとって水の五行が吉と出るのか、凶と出るかにとってこの1年の吉凶が大きく変わります。

年運で冲や合がめぐる時

月支と年運で冲がかかるとします。

日月  年
壬庚  丙 
申子  午

月支の子が年運支の午と冲がかかります。

月柱は社会運と家庭運を司る柱であり、冲がかかることで動揺が起きることが予測されます

しかし、日干にとって子という干支が不必要の場合には午と冲することで命式全体で吉と転じることもあるので、冲を判断することはとても難しいと言えます。

一方、冲ではなく、合する場合は以下のタイプに分けることができます。

1⃣合して吉の五行が生じる
2⃣合して凶の五行が生じる

日干にとって合して生じる五行が吉なのか凶なのかをまず判断することが大切になります。

吉と出ると活躍期になりやすく、幸運期です。

吉の年運が連続するのは幸運期

年運の干支の五行が吉であり、連続して何年も続く場合、発展時期となります。

やはり、日干にとって吉の干支がめぐる後に凶がめぐるというように、吉と凶が交互にめぐるというよりは、吉が連続した方が発展しやすくなります。

しかし、吉の干支が連続してめぐるという人はそれだけ凶の干支も残っているはずなので、注意する必要も出てくるでしょう。

特に、大運がもともと日干にとって吉と出ている際に、年運が良い場合は概ね良好に物事が進みやすい時期になります。

ゆえに、何かを始める時期や物事の大極点を吉の運勢に合わせることはテクニックと言えるはずです。

幸運期に入る直前に大極点を合わせることが運命を活用する際には役立ちますので、もし四柱推命をある程度理解し、運勢を使える段階の人は大極点を幸運期の入る前後に合わせることをおすすめします。

年運をさらに細かく分析する

年運が辛亥であるとすると、冬の季節に属する亥水の季節の中にあるため、月運の干支で壬や癸が巡ると効力が強くなることが予想されます。

季節が冬の亥は、水の五行を強めます。

つまり、この亥年では、壬、癸、亥月、子月、丑月が強める働きがある年であることがわかります。

日干にとって、冬が苦手な人は注意な年回りです。

しかし、大運は夏という場合は問題はありません。

それは、夏の中でも少し寒い夜に位置するという程度の物であり、真冬ではなく、涼しさを感じる月運や年運であると解釈することができます。

まずは、大運の季節を読み、次に年運、月運と影響力を小さく見ていくことで上手く読み解くことができるようになります。

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