今回は四柱推命の天地徳合(てんちとくごう)についてご説明したいと思います。
・天地徳合について学びたい人
・恋人との相性について学びたい人
・天地徳合の運命を知りたい人
四柱推命の天地徳合とは?
四柱推命で天地徳合とは、十干と十二支を合わせてできた60干支同士の中で天干同士が干合、十二支同士が支合する関係を天地徳合といいます。
例えば、以下に日干支同士の天地徳合の関係を示します。
甲⇔己➜土が生じる
子⇔丑➜土が生じる
この日干同士は天地徳合の関係により、干支同士から土の五行が生じます。この土の五行がお互いにとって吉と出るか、凶とでるか見極めることが大切になります。
もし、凶と出て土の五行が一方の人に財星(正財・偏財)とであるのであれば、お金で難が生じる可能性があり、何かと付き合いの中で金銭問題が生じる可能性が生じます。
次に四柱推命で天地徳合の年についてみていきたいと思います。
四柱推命で天地徳合の年とは?
四柱推命の天地徳合の年が近々めぐるとなるとなぜか興味深くなる人もいると思います。
何が起きるんだろうと期待してしまうことと思います。
しかし、天地徳合は干支同士が引き合うことはもちろんですが、必ず特別な五行が生じることが特徴としてあるため、そこに意識を向けなければなりません。
また、大運や年運とでめぐる場合にも優先順位に違いがあり、もちろん、大運を最優先に考えなければならないと同時に、年運においても特別な一年になる可能性が高くなるため、両者に目を向けなければなりません。
大運の天地徳合>年運の天地徳合
大運で天地徳合する干支がめぐる場合、最優先で見るのは、その日干にとって生じる五行が吉とでるか凶とでるかです。
もし、印星が大過するような五行が生じる場合は結果的に停滞が想定される10年であることが予想されます。
いわゆる天地徳合だからとって必ずしもいいことが起きるとは言えないということです。
例えば、このようなタイプの天地徳合もあります。
➀大運の天地徳合
➁身旺
➂生じる五行が印星でしかも大過
以上の3つが揃うと、比較的停滞する10年が予想されます。
しかし、大運は600年中の10年という特別な10年であるため、100年の人生の内この天地徳合の干支がめぐることは特別であるため、何か特別な事象が起きてもおかしくはないことは間違いありませんが、期待しすぎることはいけません。
➀大運の天地徳合
➁身旺
➂生じる五行が日干にとって吉
上記のタイプの天地徳合がおきると人生でミラクルが起きる可能性がある期間になり、期待できると言えます。
ここでさらに、天地徳合の大運ではなく、年運でめぐる場合を見ていきます。
天地徳合の年運
日干支の天地徳合が流年(年運)でめぐると予想された場合、想定される事象とは、仲のいい関係を築くことができるいわば、対人面が良好になる可能性が高いと言えます。
天地徳合の中には、支合が含まれているため、日干の象意は配偶者、つまり、恋愛や結婚に適する時期と言ってもいいことがわかります。
人間関係が比較的良好になる
恋人・結婚に縁のある年になる
特別な一年になる事象がめぐりやすい
以上のような特性に加え、身旺身弱を前提にした上での、生じる五行の通変星がどの象意になるのか、それにより起きるとされる現象が変わってくると言えます。
天地徳合の組み合わせ・男女の相性
日干支同士の天地徳合の組み合わせをもつことをはじめ、命式内お互いにとって天地徳合の干支をもつ組み合わせの男女は概ね引き合います。
自然と受け入れられる形、感覚になり、すぐに打ち解け合います。
例えば、天地徳合に内在する、支合である場合も、すぐに打ち解けあうほどの仲になるはずですが、それが天地徳合となると、天干同士精神面や肉体面でも引き合うことが予想され、体の相性も良好であることが予想されます。
天地徳合の組み合わせを男女の相性にもつことはまれです。それだけ恵まれていることですから、その関係を大切になさるように心がけることがお互いにとってさらに特別な存在にできることと思います。
男女の相性で天地徳合をもつことはまれ
お互いにとって吉と出ることはさらにまれ
しかし、天地徳合により生じる五行が片方によって吉と出て、もう一方に凶と出た場合は、仲は良いが一方が無理しているところがあるという状態になることも想定されるため、お互いに譲り合う心構えで接することが大切になります。
命式内に天地徳合の組み合わせをもつ人
命式内に天地徳合を持つ人はまれにいます。
一般的に命式内に天地徳合を持つ人は尊敬される人と言われています。
どのように恵まれるかはひとそれぞれであり、生じる五行によっても変わってきます。
以下の表は天地徳合を持つ人だけでなく、大運や年運でめぐる場合にも適応できると思いますので、参考にしてください。
上記は良い面と悪い面を記載しました。
身旺身弱、自分のもつ五行の偏りにより象意は変わります。