十二支の半会(三合半会)とは?
半会とは、十二支が三合する条件を満たした三支の内、四旺の十二支(子・卯・午・酉)を含む二支が結びついている状態を指し、特別な五行を生じる状態を意味します。
ただし、流派によっては、四旺の十二支を含まない場合の二支の場合でも半会とすることがあります。
四柱推命の十二支が半会(三合半会)するときの解釈
十二支が半会する相手とは、現実的に協力する関係を築くことができるといわれています。また、行運(後天運:大運・歳運・月運等)で、半会すると特別な五行が生じる(五行が比較的生じる)ため、上位の後天運で半会がかかる場合は、注意する必要があります。
半会の条件と生じる特別な五行
子と辰or申→水の五行
卯と亥or未→木の五行
午と寅or戌→火の五行
酉と巳or丑→金の五行
例えば、子辰の半会であれば、辰の蔵干の癸が生じることが考えられますが、実際には、壬や癸といった違いを明確にすることは難しく、水の五行というようにおおまかに考え、行運であれば水の五行の時間が少し長くなる程度となります。
もちろん、水の五行に慎重に対応しなければならない方にとっては、子辰の半会の期間は、気をつけなければなりません(それぞれの半会でも同じです)。
また、命式内でもとくに、年柱の十二支と後天運が半会し、自分にとって必要な五行が生じる場合では、上司や親・力の強い者との結びつきがあり、小さなミスや汚点等がそれほど問題とならず、様々な学びを受けることができるという場合もあります。
半会と冲が同時にかかったとき
月年 行
庚丙 庚
寅子 午
年柱の子と行運の十二支の午で冲がかかり、同時に月柱の十二支の寅と行運の十二支の午による半会がかかったとします。
この時、年柱と行運は天戦地冲となりますが、こちらの作用により、半会の作用はほぼ無作用となります。
実際には、年上に動揺が起きることで、問題が起きることにより、社会性が上向いていたとしても隠れてしまうようなことになりやすくなります。
よく思い返すと、ある意味社会性が上がっていたのかななんて思えることはあるかもしれませんが、ほぼほぼ無作用になると考えていいでしょう。
四旺の十二支を含まないときでも半会することがある
上記では、四旺の十二支を含むときに半会すると書いていますが、実際には、四旺の十二支を含まないときに半会することがあります。
しかし、命式内の全支がこの条件での半会を採用していいとは言えず、未解明な部分が多いのがこの四旺の十二支を含まない半会。
何らかの要因により、この条件での半会と思われる事象、命式の年柱と行運が水局の半会をすると、水の五行での意味合いが取りにくい場合がありますが、年上と仲良くなり縁があるということがあるかもしれません。そのため、この四旺の十二支を含まない半会がかかったときは実際の現実から判断されるのが望ましいです。