・日主を生じる五行である
・独創的な発想をする
・男性には継母を意味する
偏印の詳細解説
四柱推命の比較的マイナーな通変星の偏印。
印綬とは異なりますが、比較的似ている意味を持ち合わせています。
節目になる期間として、病気との縁や次の比肩のために将来の流れを考える頭を使う時期であることが知られています。
この偏印について以下にまとめています。
偏印の年や時期
偏印の時期は節目と次の10年を考える時期・苦難な課題や問題が浮き彫りになる時期となります。
大運で財星が出ている時期などは良好になることもありますが、多くは苦難と言える問題が浮き彫りになる期間です。また、大運で表れて、大過すると病気を患うこともあります。
財星により抑えがあれば、趣味がお金に変わるなどとも解釈できる時期にもなり、必ずしも節目になるとも限りません。
身弱の人にとっては援助が期待できる時期ともなり、物事を計画的に実現していける幸運な期間になることもありますが、油断は禁物です。
偏印が巡る年は大荒れとなる場合なども少なくないため、前にめぐったとされる財官の時代の時期で得られたスキルや金銭などの財物、培った信用などにより、乗り切ることが大切です。
偏印を嫌う方にこの通変星が巡れば、社会人の方であれば、仕事が変わることもあり、仕事を辞めるという節目になります。
そうなると、現実的に大荒れとなり、出費なども増えますので、金銭面においてもこの時期は特に前もって準備する、財布の紐をしっかりとしめておくことがポイントとなります。
偏印と食神による倒食(とうしょく)
偏印により、食録の神である、食神が剋される現象を、倒食(とうしょく)といいます。
大運と年運や命式内で吉の食神を直接的に剋す場合、比較的病気に縁がある期間になります。
また、物事がうまく運ばず、選択を見誤りやすくなります。
強い財星の抑えや、比劫星から食神に気が流れる場合は比較的問題の程度は低くなりえます。
偏印から比肩に流れるときの状態
偏印により病気を患い、比肩星が同時に出ているとき(偏印から比肩に気の流れをもつ人)は、比肩星の作用により、病気に負けないくじけない精神をもつことになります。
もともと、命式内に比肩星を持つ方は、自分のことをよく知っており、さじ加減なども得意な人だといえます。
だからこそ、「これぐらいの病状であれば、なんとかやっていける」と思うように、自分の状態をしっかりと捉える事ができます。
偏印の時期に病気を発症してしまった場合でも、比較的元気な姿を見せてくれているのが、比肩星をもつ(同時に出ている)人の特徴であるといえます。
偏印の意味・特徴とは
偏印を持つ人は占い好きと言うように、趣味や偏った知識を意味します。
具体的には、好きな映画やショッピングに出かけたりすることがあるかもしれません。
子ども時代に経験していた遊び事や趣味が、大人になった偏印の時期にまためぐりあうことなどもあるでしょう。
そして、広い意味での印星は、印綬の前後にめぐる時期として、多くは節目を意味します。
この節目は過去8、9年間の総括りであり、次の10年を考える時期です。
そのため、縮小する傾向があり、物事をまとめる期間だと言えます。
偏印の性格
人の顔を伺うことにたけ、行動に意味を紐付けることが得意なため、物音に敏感で、人の感情を悟ることが上手い人です。
多趣味であるため、偏った知識を奥深く探求し、物知りな一面を持ちます。
偏印を持つ人は占い好きな人も多く、占い師を養成する先生としての立場にある方も多くいます。
偏印の性格は多くは優しく、愛を育むことができる人です。他の星にもよりますが、比較的ゆったりとした雰囲気をもちます。
偏印をもつ人は、副業に縁がある
偏印をもつ人は、副業に縁があります。
例えば、アルバイトの掛け持ちをしてWワークすることや、本業の他に副業をするなど、兼業することもあります。
強い偏印があれば、本業よりも副業を優先してしまう場合などもありますが、心が潤わされて晴れやかな気持ちになれる人もいます。
財星と一緒に出ていれば、なお副業で忙しくなると解釈できます。
偏印は過去という意味がある
比劫星と組み合わさると、偏印は過去の友達という意味になります。
この期間は、過去のご友人と縁のある時期となり、お便りがある場合なども少なくありません。
特に、長期の休暇などが重なった場合では、多くは連絡があることでしょう。
懐かしい気持ちにもなると思うので、交友関係をしっかりと築くように心がけましょう。