甲の性格・特徴、天干の相性と意味のまとめ、甲己の干合について

天干
意味
甲(きのえ)
樹木、林、森、大樹、大木、材木
・陰陽が陽で五行が木に属する
・大器晩成,高みを目指す傾向がある
・自由を好み自尊心が強い

十干の一つ甲の性格・特徴とは

四柱推命の甲(きのえ)をもつ人の性格は、向上心があり、自分の意見を通したい気持ちが強く、正義感があります。

社会的なリーダーとしての役割を担うことが多くなりやすいため、自然と周囲を引っ張る役目になりやすくなることが特徴的です。

甲の相性まとめ

甲は、自然界でたとえると、大木や樹木、流木・浮木、低木、としての意味があります。

甲は、その素直な思いや考えからか、社会面では他の十干とも相性が良いといえますが、美的感覚に優れ緊張感をもって接しなければならない辛(かのと)とは相容れない部分が出てしまいます。しかし、相手の日干が辛の場合ではなく、行運でめぐるときの辛とは良く出る場合はあります。

甲は、癸・丙・庚を必要とする場合があり(命式のバランスにより個別の天干が必要となる)、金局の干支がある場合ではそうではありませんが、上に伸びていこうとする性質もつためか、背の高い人が多くなります。

また、甲が日干の方は行運が丁の時は、傷官となるため、相性はいいですが、注意が必要なる場面も出てくるでしょう。

丙・午が出ているときは、甲から戊へ

甲は己と干合すると、甲から戊に変化することは知られています。

この時、戊に気を流れやすくなる丙や、戊が通根しやすくなる午(火土同根)が出ていると、甲は戊に変化しやすくなります。

また、午が寅と半会する場合は、寅は水気を取りさる作用があるため、なお午を戊の根としての作用を強めます。

日干の甲のときに、行運で庚・丙が同時に出るときは、三宝の命に導かれる

庚により、丙が壬に。甲は庚・丙により戊に変化しやすくなります。

この時、日干が甲の場合、庚により比ごうからも守られ、戊偏財が確利されます。

壬(偏印)により、休みが増え、戊(偏財)により、まとまったお金に恵まれ、庚(偏官)により、甲は環境に恵まれます。

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