今回は、四柱推命の食神を詳細にご説明したいと思います。各通変星との相性についても解説します。
・四柱推命の食神について知りたい人
・詳細に食神について知りたい人
・2つ以上食神星が集まる人
四柱推命の食神が多い人とは?【性格、通変星と相性も解説】
四柱推命の食神の特徴
四柱推命の食神の象意は「子どもの星、衣食住の星、表現する星、感覚が鋭い星」です。
この食神星が命式内もしくは運命でめぐる場合は、つい遊び心が生じる感覚になります。
そして、様々な趣味に没頭することがあります。
さらに、食神をもつ人は人に話しかけることが得意で友人が多い傾向があり面白いです。
上記のような象意に加え、四柱推命の食神が多いときの意味や起こる現象を解説します。
四柱推命の食神が多い
四柱推命の命式内に食神が多く出ているときに重要になるのは、「食神」の悪い部分です。
命式内に正財、偏財、印綬や偏印を全く持たず、比較的弱い正官や偏官をもつ場合なら、
大過した食神により正官や偏官が剋されることが想定され、行動や表現に注意が必要です。
一方、命式内や運命にある大過した印綬や偏印により、正財や偏財次第で倒食が起きます。
中には、命式内の倒食的要素をもつ場合もありますが、本人が気が付いていないことも。
倒食の意味とは、悩みや病気を指しますが、下記のように区別することがあります。
弱い倒食:悩みがち、体調不良など
強い倒食:病気、頭を抱える問題
上記のような象意の倒食をもつ場合は財星を働かし人と会い、会話することが効果的です。
一方、女性が食神をもつことや大運でめぐる場合は、子供運が心配になることがあります。
そこで、食神が大過することで起こる悪さを抑制するために大切であることを考えます。
四柱推命の食神が4つもある
四柱推命で食神が多い人は、アイデアを考えることや会話することが得意な傾向です。
四柱推命の食神が大過し4つもある人は印綬や偏印で抑え、正財や偏財に気を流します。
もし悪い部分が出ている場合なら、一言が多く、神経過敏な傾向があります。
しかし、めぐる運命次第では状況は変わります。
大過の食神に適度な抑えがあり、食神を上手く活用して表現力を磨きましょう。
印綬や偏印で上手く食神を抑えると、才能アリ。
一方、正財や偏財により食神に気を流せていれば、人脈が広いです。
四柱推命の食神と偏財が同時にある
四柱推命の食神が偏財と共にある人は、コミュニケーション上手で、人脈が広く、人を扱うことに長けています。
自我の星(比肩、劫財、敗財)が強まると、自分から人に話しかけ、会話量が比較的多くなります。
男性なら女性に好かれる人も多いです。
しかし、自分のエネルギーがもともと少ない人、
例えば、比肩、劫財、敗財などの自我の星が命式内に少なく運命でめぐらない人によっては、エネルギーを消耗しすぎてしまい、疲れやすくなります。
当たり前ですが、休息をとることが大切です。
また、社会的に成功されている著名な方の中でも特に社長などの方々は、食神・偏財の並びが多く、
何かと起業家の方々には縁ある特徴的な並びです。
四柱推命の食神と偏印により倒食、回避・解決策をご紹介
四柱推命の食神と偏印が命式にあり、「悩みやすい人」や「小さな頃から病気しやすい」という人は、以下の回避・解決策を参考にしましょう。
悩みやすい人➜考える前に行動する
病気がちの人➜人に話しかけ、よく聞く
以上を心掛けることができれば、状況が次第に変わります。ぜひ、取り入れてみて下さい。
四柱推命の食神とその他星の並び
四柱推命の食神と比肩の並び
四柱推命の食神と比肩の並びは、性格的にストレスが少なく、自分の行動ストレートに表現でき、その行動は周りからすると違和感はありません。
さらに、何かと恵まれています。
自分の天敵である、正官や偏官という通変星からの攻撃をも、口でかわすことができるなど、自己表現しやすい星の並びです。
口喧嘩ではまず負けません。
物事を深く掘り進めるというよりは、浅く、大きく広げていきます。
正財や偏財が命式内で存在、運命で巡る方にとっては、良い気の流れであるため、コミュニケーションが円滑になります。
四柱推命の食神と敗財の並び
四柱推命の食神と敗財の並びをもつ性格は、食神と比肩の並びと類似していますが、多少異なります。
比肩は張り合い、孤高を掲げています。
一方、敗財は人と手を組んで自分を強めると同時に、内に秘めた闘争心を表します。
敗財と食神の並びをもつと、会話の頻度が多くなり、自分を表現するように着飾ります。受け身で自意識をもち、重なると自我が強くなります。
また、食神の吉効果によりエネルギーを外に吐き出すことができるため、明るい人柄です。
そのため、いつも元気で明るい人という印象を周囲の人に与えています。
四柱推命の食神と劫財の並び
四柱推命の食神と劫財の並びをもつ人は性格的に明るく感情がストレートに表現される人です。
楽しいことが大好きで、人の和を大切にし、中心人物になっていることもよくあります。
この星の並びの人が抜けた途端に、「あの人がいないとなんとなく静かなになってしまった。」などと噂されることがあります。
自分が好意的に思っている人に対しては必ず尽くします。ただし、好意のない人には冷たくします。
表情から感情が読みやすいことが特徴的で、人生を楽しむものだと言っている人が必ずいます。
四柱推命の食神と食神の並び
四柱推命の食神と食神の並びをもつ人は、才能を秘めている人が多いですが、口をはさむことで失敗しやすい人もいます。
良い作用として、誰にでも話しかけることができるほどきっかけ作りが上手く、コミュニケーション能力が高いです。
物事を簡略化することや人に何かを伝えていく人が多いです。
自分の人生経験から皆に共有してほしいと、親切心から何かを伝えようとします。
グルメ好きな人や趣味に励む人も多く、人生をエンジョイしようと考えます。
四柱推命の食神と傷官の並び
四柱推命の食神と傷官の並びをもつ人は、独自性を兼ねそなえ、自分のエネルギーを外に出すことが得意です。
繊細で純粋な精神を持つ人が多いため、傷官から生じる品の良さを醸し出しています。
そして、印星を持つ人は、上手く傷官の気を抑えることができれば、表現に長けた人です。
また、適度な印星により尊敬される人もいます。
運動神経や直感が鋭い人も多く、才能で人に認められる人もいます。
神経過敏なところもあるため、疲れたときにはしっかりと休息を取り、心身ともに休めましょう。
四柱推命の食神と正財の並び
四柱推命の食神と正財の並びをもつ人は、性格は誠実で堅い印象をもつ判断力に長ける倹約家です。
食神から気が流れた正財をもつ人は、効率的に物事に対応することに長け、信頼できる人です。
堅実な対応から人に好かれ、最終的には一番安定したポジションにいる人です。
何事も落ちにくい反面、上昇しやすいというわけではないので、時間を積んで最終的にゆるぎない実力を養い、信頼を勝ちとる人が多いです。
四柱推命の食神と偏財の並び
四柱推命の食神と偏財の並びをもつ人には、性格が明るく、元気で話上手な人が多い傾向です。
何事も効率化するのが上手く、経営者の命式内によくある星の並びであり、大きく発展します。
この柱が上手く機能している人は、人との交流により人生を豊かにすることができます。
人を扱うことに長け、男性であればもてる人も多いです。一方、女性であればパーティーなどで人との交流が好きな人も多くいます。
その分あまい誘惑の機会が人よりも多くなるので、注意しなければいけません。
四柱推命の食神と正官の並び
四柱推命の食神と正官の並びをもつ人は、話しやすい雰囲気と親しみやすさをもち、接していくと誠実な人であることが知れ渡り、信頼される人です。
正官はきっちりした性格の人が多いですが、その堅さが食神により程よく緩和される場合があります。
この星の並びの人は食神のポジティブな精神を上手く生活に反映させて暮らしていくことができます。
しかし、正官が弱く食神が強い人は注意です。
正官の作用が、強すぎる食神で攻撃されます。
大過した食神の、口をはさみすぎることにより、正官の品の良さが壊れてしまうことになります。
四柱推命の食神と偏官の並び
四柱推命の食神と偏官の並びをもつ人は、偏官の厳格さを持つ、親しみやすさがある人です。
偏官をもつ人はどことなくきっちりしています。
柔軟な考えを持つ人も多く、正官と同じく生活リズムや計画性を遂行するのに長けています。
あまりにきっちりしていると冷たい印象を人に与えてしまいますが、食神のエネルギーが加わることにより、堅い印象が取れて、親しみやすくなります。
政治家として活躍していた方にこのような星の並びをした人がいたこともわかっています。
しっかりしていながらも話しが上手いという偏官と食神の組み合わせが溶け合うことがいいのです。
四柱推命の食神と印綬の並び
四柱推命の食神と印綬の星の並びをもつ人は、食神の悪さが出にくいです。
とにかく話が上手く、誤った失言などでまずいなと思った場合でも、自らストップをかけることができる頭の良さと器用さを持ち合わせています。
明るい雰囲気をもち、お話し上手でしかも優しい人と思われることが多いですが、悩みがちです。
人の様子を伺いすぎて、気がついたらストレスが溜まり、暴飲暴食なども考えられ、油断は禁物です。
日干、月干、年干の天干の並びが戊、庚、丁の人は庚の食神が上手く作用し、話上手です。
星のいい部分だけが出ている人は恵まれています。
四柱推命の食神と偏印の並び
四柱推命の食神と偏印の並びをもつ人の特徴は、倒食という現象がおきているどうかです。
偏印を抑える正財や偏財をもつことに加え、もともと食神がとても強力だったという場合であれば、倒食にはなりにくいと考えられます。
しかし、大運と年運によって強い偏印が巡り、倒食になる場合は、その星が巡る前に生活リズムを整え、できれば健康診断を前もって受けるべきです。
逆に、倒食でない人も中にはいますので、心配しすぎる必要はありませんが、その時期は注意が必要です。
一方、食神と偏印という星は両者才能を持ち合わせているため、才能には恵まれています。

