天干

戊の意味・特徴、壬水との相性や甲木・丙太陽との作用とは?

天干
意味
戊(つちのえ)
山、堤防、大きな岩、大量の土、山脈、霊山
・陰陽が陽で五行が土に属する
・人に安心感を与える
・統率力はあるが梃子でも動かない

戊土の特徴と他の十干との相性

戊土は自然界でたとえるなら、山や大きな岩、堤防や大量の土などと表現されますが、大きな役割としては、大量の水である壬を堤防により川にすることが大切になります。

ほか、樹木や草原である甲や乙が存在することにより、自然の豊かな山として、生物が住み着く(甲・乙)かどうかということ、丙(太陽)の存在により山の季節感が決まるなど、他の十干との相性次第によりその山の景色は様々なものに変わります。

特に壬が激流となり、周囲を薙ぎ倒すような勢いを持つ時には、戊は堤防としての大きな役割を持ち、重宝されます。

また、戊(山)が水気を帯びておらず、とても固い場合では、甲により完全に剋せないため、まずは、水の五行により水分を含ませた後に、剋される必要があります。

どっしり構えているようなゆったりとした雰囲気の方から、出世竜と称される戊辰の方まで、様々な方がおられます。

人をつなげる戊の役割と組織の安定性

戊は人を育てることに役立つ組織性を持つ特徴があります。

リーダーシップは求められますが、向上心を持って引っ張る役目とは違い、着実なコミュニケーションにより、人と人をつなぐ安定させるような役割となります。

戊の方は、人をつなぐ存在となり、リーダーであれば、そのコミュニティーは比較的安定しやすくなると言えます。

このような意味では、人を育てる教育現場などで求められる存在です。

理想を高くする戊(山)の性質

戊(山)を持つと(めぐると)、理想が高くなると言われています。

まずは、ご自身の命式内に戊があるのか確認するようにしましょう。

その際には、各柱の蔵干にも目を向け、全体で戊が何個あるのか確認し、運命の流れでも巡ってきている時期なのかチェックしましょう。

その理想は、ご自身の運命を切り開くために、大きな糧になることもありますが、好ましくない方向に導かれる場合もあるため、適度な理想を描くように心がけることが大切です。

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四柱推命を読み解くことが難しい人は、まずは、分かるところから読み進めましょう。そして、少しずつ知識の幅を広げてみてください。